- 読み聞かせを続けたら子どもはホントに賢くなるの?
- 学力の面で、実際に何かしらの効果は出るの?
読み聞かせで「ホントに頭が良くなるのか」私気になります!
というわけで、本記事ではアンケートを用いて「読み聞かせを続けた結果、学力の面でどんな効果があったのか?」を調査!
小学生(10歳)以上の子を持つママやパパの気になるリアルな声を集めたので紹介します!
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「学力に大きな影響がある」ということで、読み聞かせは文部科学省も推奨しています。
我が子を賢く育てるため、読み聞かせの偉大さを今一度知っておきましょう!
\ 頭の良い子に育つ絵本144冊を厳選 /
小学生で実感?絵本の読み聞かせが与える効果で学力が向上する
学力という「ものさし」ができるので、読み聞かせの効果は小学生でわかりやすく現れます。
では、なぜ読み聞かせで学力が向上するのか?理由は主に以下の3つです。
- 語彙力がつき文章理解力がupする
- 自分を客観視する力(メタ認知)が育つ
- 好奇心が高まる
語彙力がつき文章理解力がアップする
「語彙(ごい)」は、簡単にいえば「単語」です。(例:りんご、絵本など)
絵本を通じ、たくさんの言葉に触れることで子どもは単語を覚えます。
読解力の向上はそのまま、成績アップに繋がるわけです。
どの教科にも文章問題ってあるもんね!
自分を客観視する力(メタ認知)が育つ
読み聞かせをすることで、自分を客観視する力が育ちます。
絵本の登場人物に自分をかさね、気持ちを考えるようになるからです。
- どうして間違えたんだろう?
- もっと簡単なやり方はない?
疑問を持ち、学び続ける姿勢が大切。
読み聞かせで育ったメタ認知は、自主的に学ぶ姿勢につながるでしょう。
勉強は「やらされている感」があると身につかないからね!
好奇心が高まる
学習は好奇心から始まり、ワクワクがつまった絵本はまさに学びの場です。
幼児期からの読み聞かせは、子どもに「知ることの楽しさ」を教えてくれます。
学ぶことが楽しくなれば、自らの意思で学習に取り組むようになり、イヤイヤ勉強する子との知識量は雲泥の差に!
興味のあるなしで吸収スピードは段違い!
小学生で実感した絵本の読み聞かせが与える効果5選
そんなこんなで、実際に読み聞かせは学力(頭の良さ)に影響するのか?小学生(10歳以上)のお子さんがいる親にアンケートを実施!
【読み聞かせは学力(頭の良さ)に影響した?の調査概要】
調査対象:10歳以上のお子さんをもつ親
アンケート内容:読み聞かせは学力に影響しましたか?
調査人数:20人
調査手法:クラウドワークス
調査期間:2022年6月23日~6月24日
その結果をもとに、読み聞かせの効果5選をまとめてみました。
国語の成績がめっちゃ良い
ママ/男の子(19歳以上)
読み聞かせ期間:3~7歳
学力への影響:実感◎
小中高と国語は成績が良く、想像力も豊かで、偏った見方をせず多方面から物事を見れています。現在も筋道立ててわかりやすく話してくれるので、聞いている方もわかりやすいです。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:2~6歳
学力への影響:実感◎
読み聞かせの影響が大きいのか、文章で喋るのが早かったです。本が大好きで小学校の読書感想文で賞状をもらったり、国語の成績が良かったりと、小さい頃から字に触れてたからなんだろうなと思ってます。
多数の方が「国語の成績が良い」と回答してくれました!
読み聞かせを通じて日本語に触れる機会が増えるので、納得の効果ですね。
それにしても、読書感想文を上手に書けるのはすごすぎる…!
自然と読書習慣が身についた
パパ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:3~6歳
学力への影響:実感◎
間違いなく学力に影響を与えると思っています。毎日、読み聞かせし、その影響か本が大好きになり年間100冊以上読み込んでいます。様々な知識があり、国語や理科、社会など得意です。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:0~6歳
学力への影響:実感◎
影響したと思います。文字を早めに覚える事ができました。言葉の種類も比較的早い時期から豊富だったように思います。自分で本を読む習慣にも繋がったので、読み聞かせて良かったと思います。
読書習慣が学力の向上に直結することは、文部科学省の調査で判明しています。
上のグラフは小学生の読書時間(平日)と国語・算数の平均正答率の関係を表したものです。
グラフを見てわかるとおり、10分でも読書習慣がある子は成績が上がりやすいことがわかります。
長く読む必要はなく、一日10分以上の継続が大切!
そして読書を習慣づけるために親がすべきことは…
子どもの頃から読み聞かせが、いつか思わぬカタチで花開く瞬間が来るはずですよ。
自発的に勉強する子になった
ママ/女の子(13~15歳)
読み聞かせ期間:0~6歳
学力への影響:実感◎
本人の性格にもよると思うが、本好きで読書に積極的になった。知的好奇心が旺盛で読解力も高く、自分で調べる子になった。結果、勉強を楽しいと思える下地ができ、自発的に勉強する子になっている。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~5歳
学力への影響:実感◎
夜いつも読んでいたら、いつの間にかストーリーを覚えて説明してくれるようになった。覚えがよくなったので後々の学習は楽でした。あまり手が掛からず、自分で覚えてくれる感じで勉強も楽そうです。
母親「勉強しなさい!」
と、子どもの頃に何度も言われ、常に半べそをかいていた身としては、我が子に同じことは言いたくありません。
読み聞かせをめんどくさいと感じることはあるけど、我が子が自主的に勉強するようになるなら安いもの!
語彙力や集中力、想像力がすごい
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:0~9歳
学力への影響:実感◎
影響したと思います。知らなかった言葉に触れ、語彙力が確実にアップしたと思うからです。また、何度も読んでもらうことで想像力が豊かになったり、話の内容を理解する力も身に付いていったと思います。
ママ/男の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~8歳
学力への影響:実感◎
学力に影響したと思います。絵本を読み聞かせていたことで、想像力がついたと感じます。国語が得意で、語彙も豊富です。絵本の世界を楽しむことで集中力も上がり、宿題も集中して取り組めています。
語彙力や集中力、想像力について触れた親御さんもたくさんいました!
やはり読み聞かせには、様々な能力を形成する不思議な力があるようです。
我が子の明るい未来を考えるなら、やらない理由がないですね!
大学進学への影響もあり
ママ/女の子(19歳以上)
読み聞かせ期間:0~5歳
学力への影響:実感◎
学力に影響すると思います。赤ちゃんの頃から絵本が大好きで、定期購読していました。中学受験に合格し高校も市内ではトップの学校に入り、長女は大学も難関国立大学に入学することができました。
ママ/女の子(19歳以上)
読み聞かせ期間:2~6歳
学力への影響:実感◎
聞く力や、言葉を使って頭の中でよく考えるようになったと思います。入学校後もコミュニケーションが得意で成績も良好でした。英語に力を入れる高校に入り、教職の資格の取れる大学に進みました。
大学に入学することが、必ずしも子どもの幸せにつながると限りません。
しかし、絵本の読み聞かせが子どもの将来の選択肢を増やすことに繋がると私は思います。
これほどノーリスク・ハイリターンな投資もないですよね!
「読み聞かせをするなら質の高い絵本にこだわりたい」という方は、プロが選書してくれる絵本の定期購読を利用するのもアリですよ。
学力に影響しなかったとの意見も
多数の方が「読み聞かせは学力に良い影響があった!」と回答してくれました。
しかし、中には「効果を実感できなかった」との声も…。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~5歳
学力への影響:実感✖
学力にまったく影響なかったと思う。読解力が特にある感じはなく、読書感想文も苦手な方。親が読み聞かせをするかより、本人が好きかどうかが重要。好きなら成長すれば自発的に読むものだと思う。
パパ/男の子(13~15歳)
読み聞かせ期間:1~6歳
学力への影響:実感△
学力に直結しているとは言えないが、本好きな子にはなった。小学生では図書館から本を借りて読み、現在はお小遣いで小説を買っています。国語の成績は普通、算数や理科は普通より上です。
ただ漠然と読み聞かせをするだけでは、子どもが絵本を嫌いになる可能性だってあります。
そうなってしまえば、元も子もありません。
間違ったやり方での読み聞かせは逆効果になりがちだよ…。
▼「読み聞かせをする際に気をつけること」については、以下の記事で詳しく解説しています。
\その他の回答はこちら/
ママ/女の子(13~15歳)
読み聞かせ期間:2~6歳
学力への影響:実感◎
影響したと思います。現在中学2年生ですが、楽しそうに朗読したり、絵を描いています。国語や美術の成績も平均より良い傾向です。親の声、物語や絵を楽しむ習慣は脳に良い影響を与え、学力向上へもつながると思います。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~4歳
学力への影響:実感〇
影響したと思います。たくさん質問し5・6歳から図鑑で調べ、ノートに書くようになりました。その習慣は勉強にも活きていると思います。字に興味を持つのも早く、絵本を見ながら字を覚えていきました。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:2~6歳
学力への影響:実感〇
学力に影響したかどうかは分かりませんが、文章問題、心情を理解する力や、音読が上手に出来るのが、読み聞かせの影響かもと思います。絵本に出てくる事柄に興味を持つようになったと思います。
パパ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~8歳
学力への影響:実感◎
国語、特に読解に対してはかなり効果があったと思います。教科書を読む時に、どれが単語か無意識に認識できていました。スムーズに読めることで本人のイライラも少ないようでした。
パパ/女の子(16~18歳)
読み聞かせ期間:2~5歳
学力への影響:実感〇
どれほど影響を与えたかはわかりませんが、本を読むという行為を習慣化させたのと、優しい心を身に着けたと思います。文字を読むことを面倒くさがらず、集中して本と向き合う子供になったと思います。
ママ/女の子(19歳以上)
読み聞かせ期間:1~10歳
学力への影響:実感〇
直接的に成績に繋がった訳ではないと思いますが、想像力のある子に育ったと感じます。娘は、デジタル文化で生きる今の子どもたちに、国語の楽しさを教えたいと国語の教員をめざしています。
パパ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~8歳
学力への影響:実感◎
娘の学力に大きく影響したと思います。 座って人の話を聞くことができるようになり、集中力という部分が本当に成長したと思います。また、感情をしっかり言葉にするようになったと思います。
ママ/女の子(10~12歳)
読み聞かせ期間:1~7歳
学力への影響:実感〇
学力向上に効果があったか正直わかりません。中学校の成績は中くらいで、数学の文章題は苦手です。「国語は勉強しなくてもできる」と言っており、読み聞かせの効果はあったように思います。
小学生からでも間に合う?読み聞かせが与える効果
読み聞かせ=幼児期と思いがちですが、小学生への読み聞かせにも大きな効果があります。
特に期待できる効果は以下の3つです。
- 音読が上手になる
- 文章理解力が高まる
- コミュニケーションが上手になる
音読が上手になる
小学生への読み聞かせの効果として期待できるのが「音読の上達」です。
小学生になった子どもは、読み聞かせから「音読のコツ(リズムや抑揚)」を学ぼうとします。
「音読の上達」に限っていえば、むしろ幼児期の読み聞かせより効果大と言えますよ。
親を手本にすることで、授業中もスラスラ読めるようになるんだね!
文章理解力が高まる
小学生への読み聞かせには、「文章理解力の向上」も期待できます。
当然といえば当然ですが、幼児期より発達した小学生には、文章を理解する力・意欲がすでに備わっているからです。
年齢によっては絵本ではなく、児童書を読み聞かせてあげるとさらに効果大!
文章の理解力が高まれば、授業でつまづくことも減るよね!
コミュニケーション能力が高くなる
集団生活で必要不可欠な「コミュニケーション能力の向上」にも期待できます。
また、小学生になると「親子のスキンシップ」も希薄になりがち。
読み聞かせを通じコミュニケーションをとることが、学校・家庭でのトラブル軽減にも繋がるでしょう。
小学生にもなると、人間関係のトラブルは少なからずあるからね…。
文部科学省も推奨する『絵本の読み聞かせ』の効果と理由
文部科学省も読み聞かせの効果として、「学力の向上」を挙げています。
なぜ、学力が向上するのでしょうか?主な理由は2つです。
- 読書をする子に育ち、学ぶことが楽しくなる
- 「確かな学力」が身に付く
理由①読書をする子は学びに意欲的
上のグラフは、文部科学省が平成22年におこなった調査結果です。
まず驚くべきは、小学校入学前に読み聞かせ経験がある子は、読んでもらわなかった子と比べ、
- 本を読むことが好きになった
- 学校の授業(勉強)が楽しい
そう感じる割合が多いことが判明しました。
また、「読書が好き」「小説や物語を読む」という子は、そうでない子に比べ、国語や読解力の点数を大きく突き放す結果に。つまり、
という結果に結びつくと、文部科学省の調査からわかります。
子どもが持つ小さな好奇心を、読み聞かせで少しずつ育んだ結果なんだろうね!
理由②「確かな学力」が身に付く
「確かな学力」という言葉を聞いたことがありますか?
これからを生きる子どもに必要とされる能力の1つとして、文部科学省が掲げている言葉です。
「確かな学力」とは、知識や技能はもちろんのこと、これに加えて、学ぶ意欲や自分で課題を見付け、自ら学び、主体的に判断し、行動し、よりよく問題解決する資質や能力等まで含めたもの
引用元:確かな学力 (mext.go.jp)
要するに、
- 「知識」や「テストの点数」だけではない
- あらゆる問題に自ら立ち向かい、解決するまでの力
それらを文部科学省は「確かな学力」と呼び、個々が尊重される現代で伸ばすべき力と謳っています。
「確かな学力」が大事なのはわかったけど、どうすれば身に付けることができるの?
それも実は「読書」なんだ!
読書活動を充実させるとともに、読む能力を育てる
引用元:「確かな学力」の定着向上を目指して-継続的な検証改善サイクルの確立-:文部科学省 (mext.go.jp)
学習習慣や生活習慣の指導など、他にも大事なことはありますが、まずは「読書習慣の定着」が大切。
そして、手っ取り早く子どもに読書習慣を定着させるには、やっぱり「読み聞かせ」です!
▼子どもへの理想的な読み聞かせの頻度・冊数について知りたい方は、以下の記事を参考にどうぞ。
小学生で実感した絵本の読み聞かせが与える効果まとめ
本記事ではアンケート調査をもとに、小学生の親が実感した『読み聞かせの効果5選』をまとめました。
回答者の9割が「学力に良い影響があった」と言ってくれたのは希望になるね!
もちろん読み聞かせをする環境や、頻度によっては効果を感じられない場合もあります。
我が子を賢い子に育て、
将来の選択肢をたくさん与えたい
これは全ての親の共通の願いですよね。
まずは親である我々が、絵本の読み聞かせの重要性に気付き、正しいやり方を学びましょう!
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